通関士

パスポートのアップ

通関士とは

通関士とは世界を相手に行われる貿易関連の仕事で、輸出入を行う際に行う手続きを一手に担うのが通関士の仕事です。

貿易に関連するものとして皆さんはどんなものを想像しますか?貿易っぽいってものでいうと最近みなさんが楽しんだボジョレー・ヌーボーも輸入されているものですよね。日本からも世界で名をはせる車が輸出されています。

色んなモノが貿易されています。みなさんも手元にあるものの製造されている国を見ればわかると思いますが、ほとんどが外国で作られたものを使っているのではないでしょうか。

食材なども貿易されていますし、衣類もしかりです。実にたくさんのものが貿易で輸出入されているんですよ。その規模、約130兆円!なんかとんでもない金額ですよね。現実感がないですよ。

その貿易に関するあらゆる知識を持ち合わせているのが通関士の役割です。さまざまな知識をもって関連する書類の作成から、手続きの代行まで、様々な通関業務を請け負います。

時は金なり、貿易は早い手続きに越したことはありません。そのため様々な知識を持ってサポートしてくれる通関士は貿易業者にとっては無くてはならない存在なのです。

通関士は貿易関連で唯一の国家資格となります。いわゆる士業と呼ばれるもので、持っていると何かと就職や仕事に役立つ資格です。

通関士の未来

これからどんどんグローバル化が進みます。国で完結していたものが国を越えて取引され、様々なモノが世界を跨いで運ばれ、輸出入されていきます。そんな中で通関業務を一手に担う通関士はどんどんその活躍の場を増やしていくでしょう。逆に言えば通関士にしかできない仕事になるので、その需要がこれからどんどん増えていくでしょう。

また貿易関連の企業であれば通関士を持っている人材は見過ごしているわけがありません。これからさらに求められる資格として存在価値を高めていくでしょう。

通関士の資格は受験資格は特に設けてありません。誰でも受けられる資格なのです。しかしながら通関士自体たくさんの知識を必要とする資格の為、難関を突破するのは並大抵の努力では太刀打ち出来ないでしょう。かなりの勉強をする必要があります。

通関業者の営業所では必ず通関士の有資格者を配置して置かなければならないルールがあります。そのためこの通関士の資格を持っているだけで、かなり重宝される人材となるのです。個人輸入業もこれからどんどん増えてくるため、自分が仕事をする上での知識としても重要な資格と言えます。