ITパスポート
ITパスポートとは
ITパスポートの資格は、ITに関する基本的な知識や、経営、マネージメントや情報処理など、ITに関する幅広い知識を習得していることをアピールできる資格です。
最近は個人情報の管理などかかなり厳しくなってきていますが、もちろんこうしたコンプライアンス関連の問題も出題されます。
パソコンの技術的な出題というよりは、システムを運用する上で必要な心構え、また必要な知識についての出題が中心となるようです。
ITパスポートの資格を持っていることで就職にとても有利になるかというと、必ずしもそうとはいえないかもしれませんが、これまでパソコンをまったく触ったことのない方が、ITを積極的に導入している会社に就職したときに、システムについての会話をするだけでも何のことかわからない、ということがあると思います。
ITパスポートの資格は、そうしたシステムの事柄などについての理解があるかどうかを把握するためにも役立ちますので、資格を習得することで、システムの運用がスムーズに行えるようになる、などのメリットがあります。
学習方法
ITパスポートは、通信講座などで資格対策の講座がありますが、テキストを購入し、独学でも十分に学ぶことができると思われます。
もちろん、これまでパソコンにまったく触れたことのない方が、就職に有利になるように資格を取得されようとなさっているのであれば、テキストの内容自体が何のことかわからないかと思いますので、スクールや通信講座などで学ばれたほうがよいかと思いますが、企業で働いていて、ネットワークに繋がっているパソコンを使用してお仕事をされているのであれば、実務を通して学習を進めることができると思われますので、まずはテキストを購入し、独学で勉強から始めてみてはいかがでしょう。
ITパスポートの合率は50%とかなり高く、そのことからも独学でも十分に合格できるということをご理解いただけるかと思います。
以前初級シスアドという資格があったのをご存じの方はいらっしゃるでしょうか。
初級シスアドの資格がなくなり、その後継資格として作られたのがITパスポートなのですが、初級シスアドよりも難易度が低くなったので、合格率が上がっています。
パソコンの技術関連の資格とは少し異なりますので、専門の技術に特化した資格を取得したいという方は、また別の資格を受験されたほうがよいでしょう。
しかし、システム上のコンピュータを使用して仕事をするということは、これからほとんどの企業で行われていくと思われますので、システム運用に関する知識は今後必ず必要になると思われます。
そのときに、このITパスポートの資格を取得していると、役に立つことがきっとあるはずです。