日本語教育能力検定試験

日本語教師

日本語教員として働く時に受験しないといけない日本語教育能力検定試験。日本語教師として就職するさいに、採用基準として、日本語教育能力検定を求められます。ここでは日本語教育能力検定について、難易度、勉強法を紹介しています。

日本語教育能力検定試験とは

日本語以外を母国語とする外国人に、日本語を教えるさいに必要となる基礎的な能力が身についているかどうかをチェックする内容です。2020年2月14日に文化庁から、日本語教師を公認資格にするとアナウンスがありました。今までは資格がなくても日本語を外国人に対して教えられましたが、これからは日本語教育能力試験に合格しないと、日本語教師として働くのは難しいのかもしれません。また、日本語教育能力検定試験を受験するには特に制限は設けられていません。だれでも受験が可能です。試験回数は、文化庁によると年1回から数回に変更、全国6都市、インターネットを通したオンライン受験も検討中とのこと。合否の発表は、受験をしてから約2か月後に発表されます。合格率はおよそ26%前後です。令和元年に応募した人は11,699 人、全科目受験者 9,380 人、そのうち合格者は 2,659 人です。残念ながら成績通知がないためどれくらいの点数を取れば合格するのか不明です。

難易度

難易度は、全科目を受験した人たちのうち、概ね25%です。そのため、事前に準備をしっかりしておけば合格の可能性はあります。

勉強法

日本語教育能力検定試験に合格するには入念な準備が必要だと解説しました。具体的にどのような準備をすればいいのでしょうか?

過去問

日本語教育能力検定試験の過去問は書籍として書店で購入できます。ネット通販や書店で注文すれば手に入ります。過去問を解いていてわからなかった場所があれば、都度日本語能力検定試験のテキストを活用しましょう。また、日本語教育能力検定試験にはリスニングもあります。リスニングも合格する上で重要なので復習するのを忘れずに勉強しましょう。

勉強をしている途中で苦手分野を見つけたら、そこを徹底的に勉強します。苦手を克服しなければ合格から遠くなってしまうからです。

日本語教師養成講座を受講する

しかし、独学では継続して勉強するモチベーションが湧きません。そういった人は日本語教師養成講座を受講すると合格率が高まります。講座では、日本語教育能力検定試験に必要なさまざまな知識を上手にまとめて教えてくれます。
確実に最短で日本語教員になれるよう、対策を練ってから勉強を始めるようにしましょう。